了庵慧明禅師の妹で絶世の美人。教えを慕い慧明禅師に入門を願ったが許されず、自分の美貌が妨げになるのならと、焼け火箸を顔に当て「我が心を示せせり」と弟子入りを願った。多くの修行を積み重ね参道入り口付近に三格庵「摂取庵」「正寿庵」「慈眼庵」を開創し修行の道場とし、参拝者に教えを説いた。応永9年3月23日(1402)山門前に薪を井桁に組み枯れ芝を敷き自ら火を付け火定されました。