自然

鉄拳梅 又は 酈懸梅
(てっけんばい)

開山が当時手植えた所、春になっても花が咲かず、開山の鉄拳を幹に受けて咲いたと言われる梅。
「酈懸梅」は野梅性という種類で、この種類の花は、白の一重が普通で早咲きのものが多い。
大雄山でもまだ寒い日が続くなかでこの花が咲きだすと春も近いと感じる。

 
冬景色
奥の院の雪景色。しんしんと降る雪の中で、大天狗は今日も静かに守る。

本堂の雪景色。時折、さらさらと雪が風に舞い、静寂さをひときわきわだたせている。
椿(つばき)
新雪で薄化粧した境内に紅一点、楚々と咲く寒椿。近よれば雪の下にもう一輪、また一輪と淡い紅を浮かび上がらせてくれる。
 

 

著莪(しゃが)

あやめ科・宿根草、中国から渡来。開花時期は四月から五月。
木の根元などに直径5センチぐらいの小さな花をつけ、毎年の様に見ることのできます。
シャガの花が木もれ日さす杉林一面に咲き出すと、大雄山にも春を感じる。

 
枝垂桜(しだれざくら)
薄紅色の花枝を垂れて満開のしだれ桜。
躑躅(つつじ)
駐車場に登る坂道をあがってくると、ツツジの花がお出迎えをしてくれる。
藤(ふじ)
5月の初め、本堂前の藤棚が大きな花房を風にそよがせ、うす紫の花びらをほころばせ始めると、境内は一段と華やかさを増す。
 

 

 
紫陽花 (あじさい)
最乗寺に咲く花々の中で一番の見どころです。 例年6月初旬頃開花。7月初旬まで見頃。
山百合 (やまゆり)
石垣に深々と根を下ろし、重い花弁を垂れ、あたりに香りを漂わせている。
カタバミ草
 

 

紅葉

夏の紫陽花と対をなす大雄山のもう1つの見どころ。
辺りに初冬の肌寒さを感じる頃、雄峰の紅葉は見頃を迎え、訪れた参拝者に忘れかけていた日本の美を思い出させてくれる。

 
鐘楼堂
開山堂から鐘楼、結界門へかけての石畳の参道は山内随一の紅葉どころ。紅葉越しに見える鐘楼堂。
瑠璃門前の大紅葉
11月中旬の秋晴れの日。山内は燃えんばかりの紅葉まっ盛り。瑠璃門前の大紅葉は、見上げれば1枚1枚の葉がくっきりと陽光に浮かび、あたりの杉林と見事な調和を見せている。
尚宝殿
尚宝殿の屋根を覆う紅葉は立ち去り難い美しさ。